禁煙外来

禁煙外来について

そう思い一度は禁煙を試みながらも、多くの方が挫折を味わったことがないでしょうか。
これは、何も意志が弱いわけで無く、タバコが形成するニコチン依存によるれっきとした病気だからです。

タバコがやめられないことを、「ニコチン依存症」という疾患と捉えることで、日本では2006年4月より禁煙治療が保険適用されることとなりました。

以下の条件を全て満たす方なら、どなたでも保険による禁煙治療を受けることが出来ます。

治療プログラムは、禁煙補助薬を使いながら、12週間に渡り合計5回（初回、2週目、4週目、8週目、12週目）の診療を行います。
診療の中で、禁煙に向けてのアドバイスや呼気一酸化炭素の濃度（喫煙すると上昇します）を測定していきます。

禁煙補助薬は大きく2つに分かれます。

1つ目はニコチンパッチという、ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。皮膚からニコチンを摂取することで、禁煙開始時に現れるつらい離脱症状を抑えていきます。

2つ目はバレニクリンという飲み薬です。喫煙によりニコチンが脳内で快楽物質（ドーパミン）を放出させるのですが、この作用を抑えることで、喫煙の満足感を減少させる薬物です。

治療の際には、生活スタイルや常用薬との飲み合わせを考慮し、上記のいずれかを選択していくことになります。

費用は、どちらの薬を選択したかにもよります。ニコチンパッチを選択されると治療全体の費用は合計13,000円程度、バレニクリンを選択されると合計20,000円程度になります。（3割負担の場合）

最後に、禁煙するメリットを挙げさせて頂きます。

ご興味をもたれた方は、是非一度ご連絡ください。
スタッフ一同、皆さんのお力になれますよう尽力させて頂きます。

＜引用文献＞　
禁煙治療のための標準治療書　第3版