症状について
むくみがありますが、腎臓がわるいのでしょうか。
「むくむと腎臓が悪い証拠」と考えられる方も多いかと思いますが、腎臓はたくさんある原因のうちの一つに過ぎません。
むくみを見つけたときに大切なことは、片脚だけなのか、両脚ともむくむかを区別することです。片脚だけのむくみであれば、全身の病気の可能性は低くなります。むくみの状態、赤みや痛みなどを確認していきます。具体的には、深部静脈血栓症・蜂窩織炎など局所の炎症・リンパ浮腫などを鑑別していきます。
逆に両脚ともに浮腫んでいる場合は、全身の病気を考える必要が有ります。心臓・腎臓・肝臓・ホルモン異常などを疑う必要がありますので、血液・尿検査・レントゲンなどで原因に迫っていきます。
むくみは、それ自体が悪いと言うよりも、背後にあるご病気のサインである事が多いですので、気になる際は一度ご相談下さい。
むくみを見つけたときに大切なことは、片脚だけなのか、両脚ともむくむかを区別することです。片脚だけのむくみであれば、全身の病気の可能性は低くなります。むくみの状態、赤みや痛みなどを確認していきます。具体的には、深部静脈血栓症・蜂窩織炎など局所の炎症・リンパ浮腫などを鑑別していきます。
逆に両脚ともに浮腫んでいる場合は、全身の病気を考える必要が有ります。心臓・腎臓・肝臓・ホルモン異常などを疑う必要がありますので、血液・尿検査・レントゲンなどで原因に迫っていきます。
むくみは、それ自体が悪いと言うよりも、背後にあるご病気のサインである事が多いですので、気になる際は一度ご相談下さい。
尿検査でいつも蛋白がひっかかります。
尿蛋白(+)が3ヶ月以上持続する場合には、慢性腎臓病と定義されます。尿蛋白は腎臓の病気で認めるものですが、一般的な健診では腎臓の働きの数値(クレアチニン)まで測定しないこともあるため、注意が必要です。慢性腎臓病は慢性腎不全全体を考えたときに氷山の一角でしかありません。慢性腎臓病全てが必ずしも人工透析へと至るわけではありませんが、腎臓病の原因を調べ、早めから対策を行う事は大切です。
ただ、尿蛋白の結果は尿の濃さによって左右されることもあります。尿の濃さに左右されず尿蛋白の量を評価する検査も行う事が可能でので、一度ご相談下さい。
ただ、尿蛋白の結果は尿の濃さによって左右されることもあります。尿の濃さに左右されず尿蛋白の量を評価する検査も行う事が可能でので、一度ご相談下さい。
尿の泡立ちが気になります。
尿が泡立つときは、尿蛋白がでていることをまず疑います。もちろん尿の勢いが強い場合は、空気が混入することにより尿の泡立ちを認めますが、いつもは出ない泡立ちがある方やいつもとは違う泡立ちがある方は、一度尿検査をお勧めします。
尿の色がおかしいように感じます。
尿の色は、ご自身の健康状態を示す大切なバロメーターの一つです。
健康な尿は黄色ですが、水様透明や褐色である方は、体内の水分バランスが乱れている可能性があります。水様透明な方は水分過剰摂取を第一に疑い、褐色尿な方は脱水症を疑います。
赤色の尿が出た場合は、血液成分が混入した可能性と、赤い色素が混入した可能性を考えます。血液成分が混入する病気には腎炎や尿路結石、腫瘍などが挙げられ、赤い色素が混入する病気には溶血性貧血、横紋筋融解症などが代表的です。 乳白色で混濁した尿の場合は、膀胱炎といった尿路感染症を疑います。
いずれにせよ、簡単な尿検査で大まかな判断がつくため、ご自身の尿の色調に異常を感じられた際は、是非ご相談下さい。
健康な尿は黄色ですが、水様透明や褐色である方は、体内の水分バランスが乱れている可能性があります。水様透明な方は水分過剰摂取を第一に疑い、褐色尿な方は脱水症を疑います。
赤色の尿が出た場合は、血液成分が混入した可能性と、赤い色素が混入した可能性を考えます。血液成分が混入する病気には腎炎や尿路結石、腫瘍などが挙げられ、赤い色素が混入する病気には溶血性貧血、横紋筋融解症などが代表的です。 乳白色で混濁した尿の場合は、膀胱炎といった尿路感染症を疑います。
いずれにせよ、簡単な尿検査で大まかな判断がつくため、ご自身の尿の色調に異常を感じられた際は、是非ご相談下さい。
血液検査でクレアチニンが高いと言われました。
クレアチニンとは、本来腎臓で排泄される体内のゴミを表します。クレアチニンが高いことはすなわち腎臓の働きが不十分である事を意味します。概ね1mg/dl以下を正常と考えますが、クレアチニンは全ての人が同じ基準値では無く、年齢や性別によって多少異なります。これは、クレアチニンが筋肉量の影響を受け、筋肉量が少ない方はクレアチニンも本来低くなるからです。つまり、30歳男性のクレアチニン1mg/dlと、70歳女性のクレアチニン1mg/dlでは、全く意味合いが異なるのです(本来クレアチニンが低くなるはずの70歳女性においても、クレアチニン1mg/dlあるということは、より腎臓が悪いことになります)。
慢性的にクレアチニンが高い状態を「慢性腎不全」、一時的に若しくは急激にクレアチニンが高くなることを「急性腎不全」と呼びます。急性腎不全の場合は、適切な治療をお粉憂いことで腎臓の働きは元に戻ることが多いのに対して、慢性腎不全では正常な腎機能に戻る事が非常に難しいとされ、今後の悪化を防ぐことが大切になってきます。
腎臓の働きが悪いことは、中長期的に末期腎不全(透析や移植を必要とする状態のこと)へと至る可能性があるだけでなく、動脈硬化により脳梗塞や狭心症・心筋梗塞といった血管の病気を起こすリスクが高まる事が重要です。
クレアチニンは、よほど高い数値でなければ自覚症状がありませんので、検査で異常を指摘された際には早めの受診をお勧め致します。
慢性的にクレアチニンが高い状態を「慢性腎不全」、一時的に若しくは急激にクレアチニンが高くなることを「急性腎不全」と呼びます。急性腎不全の場合は、適切な治療をお粉憂いことで腎臓の働きは元に戻ることが多いのに対して、慢性腎不全では正常な腎機能に戻る事が非常に難しいとされ、今後の悪化を防ぐことが大切になってきます。
腎臓の働きが悪いことは、中長期的に末期腎不全(透析や移植を必要とする状態のこと)へと至る可能性があるだけでなく、動脈硬化により脳梗塞や狭心症・心筋梗塞といった血管の病気を起こすリスクが高まる事が重要です。
クレアチニンは、よほど高い数値でなければ自覚症状がありませんので、検査で異常を指摘された際には早めの受診をお勧め致します。
健診で上の血圧が160mmHgあったのですが、高いでしょうか。
血圧と体温、体重は大切なお身体のバロメーターになりますので、是非気をつけて頂きたい所になります。
温泉やスポーツジムにある、少し古いタイプの血圧計には、「収縮期血圧140~159mmHgなら軽症高血圧」「収縮期血圧160~179mmHgなら中等高血圧」などとかいてある物もあります。しかし「軽症」の解釈の問題から、現在この呼び方をされることは無くなっています。「いくつ以上が高血圧で、どこまで下げる必要があるのか」については、研究が進むと共に少しずつ変化しています。現在は、年齢や持病によって目標値が異なっており、一概にいくつ以上が高血圧とは言えない状況です。
一番血圧の基準が緩いケースは、75歳を超えられたいわゆる後期高齢者の方です。75歳以上の方は、病院ではかられた血圧が150/90mmHg以下とやや高くてもOKとされています。一方で、糖尿病や腎臓病、尿蛋白を指摘されている方では130/80mmHg以下というやや厳しい値が目標とされています。
さて、ご質問のケースでは、収縮期血圧が150mmHgを超えていますので、年齢に関わらず治療の必要がある値と考えられます。
高血圧は全くの無症状ながら、放置すると確実に血管をむしばんでいきます。すぐ薬に頼るのでは無く、ご一緒に原因を考えながら、血圧を安定させていきましょう。
温泉やスポーツジムにある、少し古いタイプの血圧計には、「収縮期血圧140~159mmHgなら軽症高血圧」「収縮期血圧160~179mmHgなら中等高血圧」などとかいてある物もあります。しかし「軽症」の解釈の問題から、現在この呼び方をされることは無くなっています。「いくつ以上が高血圧で、どこまで下げる必要があるのか」については、研究が進むと共に少しずつ変化しています。現在は、年齢や持病によって目標値が異なっており、一概にいくつ以上が高血圧とは言えない状況です。
一番血圧の基準が緩いケースは、75歳を超えられたいわゆる後期高齢者の方です。75歳以上の方は、病院ではかられた血圧が150/90mmHg以下とやや高くてもOKとされています。一方で、糖尿病や腎臓病、尿蛋白を指摘されている方では130/80mmHg以下というやや厳しい値が目標とされています。
さて、ご質問のケースでは、収縮期血圧が150mmHgを超えていますので、年齢に関わらず治療の必要がある値と考えられます。
高血圧は全くの無症状ながら、放置すると確実に血管をむしばんでいきます。すぐ薬に頼るのでは無く、ご一緒に原因を考えながら、血圧を安定させていきましょう。
いつも血圧が130/100位で、上の血圧と下の血圧の差があまりありません。何かの病気のサインでしょうか。
上の血圧(収縮期血圧)と下の血圧(拡張期血圧)の差を「脈圧」と呼び、心臓が押し出す血液の量を表しています。この差は、お年を重ねて血管年齢が上がると共に開いていく傾向がありますが、あまりに差が大きいと、ホルモンの病気や心臓の弁のご病気の可能性を疑います。一方、上のケースの様に脈圧が狭いときには、心臓の弁のご病気に加えて心臓が押し出す血液の量が減ってしますようなご病気の可能性も考えておかなければなりません。
身体に負担の少ない超音波検査や血液検査で大まかなことが分かりますので、お気軽にご相談下さい。
身体に負担の少ない超音波検査や血液検査で大まかなことが分かりますので、お気軽にご相談下さい。
血液検査で悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が150mg/dlで、やや高いという結果でした。最近雑誌や本で、コレステロールはちょっと高いくらいが良いと見たのですが、どうでしょうか。
最近、「コレステロールはちょっと高い方が良い」という論調の書籍が増えていますが、コレステロールの数値に関しては、「人によって高い基準が違う」ということが現在は主流の考え方です。
悪玉コレステロールは、血管の壁へコレステロールをため込み、動脈硬化を進めていきます。ほとんどの場合には無症状なのですが、ある日突然コレステロールの塊が剥がれてしまうと、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまいます。
このことから、「ちょっと高い方が良い」という事は考えられないのですが、心筋梗塞や脳梗塞の起こしやすさによって、悪玉コレステロールのハードルが少しずつ異なっています。
具体的には、狭心症や糖尿病、高血圧などの持病があるかどうか、タバコを吸っているか、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が低くないか、家族に心臓のご病気をされた方がいないか、が判断材料になります。これらの項目が多ければ多いほど心筋梗塞は起こしやすく、場合によっては100mg/dl以下に保っておく必要がある方もおられます。一方、全く当てはまらない方であれば160mg/dlまでは許容されるケースもあり、「ちょっと高くても大丈夫な人もいる」というのが正しい言い方かもしれません。
ご自身の悪玉コレステロールの目標値を知りたい方は、一度是非ご相談下さい。
悪玉コレステロールは、血管の壁へコレステロールをため込み、動脈硬化を進めていきます。ほとんどの場合には無症状なのですが、ある日突然コレステロールの塊が剥がれてしまうと、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまいます。
このことから、「ちょっと高い方が良い」という事は考えられないのですが、心筋梗塞や脳梗塞の起こしやすさによって、悪玉コレステロールのハードルが少しずつ異なっています。
具体的には、狭心症や糖尿病、高血圧などの持病があるかどうか、タバコを吸っているか、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が低くないか、家族に心臓のご病気をされた方がいないか、が判断材料になります。これらの項目が多ければ多いほど心筋梗塞は起こしやすく、場合によっては100mg/dl以下に保っておく必要がある方もおられます。一方、全く当てはまらない方であれば160mg/dlまでは許容されるケースもあり、「ちょっと高くても大丈夫な人もいる」というのが正しい言い方かもしれません。
ご自身の悪玉コレステロールの目標値を知りたい方は、一度是非ご相談下さい。
尿酸値が要注意の範囲内でした。お酒は飲まないのですが、何に気をつけたら良いのでしょうか。
職場検診や特定健診の結果は、検査用紙に書いてありますが、説明は簡単なことが多いです。
尿酸値が高めに出た場合、「アルコールなど食生活に気をつけましょう」とコメントがつく場合があります。これは、アルコールなどに含まれるプリン体が分解されて尿酸が作られるためです。
しかし、中にはお酒を摂らないけれど尿酸が高めの方もおられると思います。これは、尿酸値が高い方には尿酸を作りすぎているタイプと、体から尿酸を出す能力が低下しているタイプに分かれることが理由と考えられます。さらに、ある種の血圧を下げる薬では腎臓に影響し尿酸値を上げてしまう可能性や、夏場であれば脱水なども関係している可能性もあります。お酒を摂らないけれど尿酸が高い方は、いわゆるプリン体の取り過ぎ以外にも原因がある可能性があるのです。尿検査によってご自身の原因を調べることが出来ますので、お気軽にご相談下さい。
治療法は、生活習慣の改善が主体です。お酒を飲まれる方は制限が第一ですが、それ以外の方にとっては適度な運動、水分を良く摂ること、食事の食べ過ぎに注意することが大切です。それでも尿酸値が下がらなければ(具体的には9mg/dlを超えていたり、痛風発作が起きたりした場合)、飲み薬での治療を始めることになります。
尿酸値が高くても、痛風発作さえなければ無症状ですが、その陰で動脈を固くしたり腎臓を痛めたりと様々な悪いことを起こしています。今は何も不自由が無くても、先々の事を考え、早めの対策を行いましょう!
尿酸値が高めに出た場合、「アルコールなど食生活に気をつけましょう」とコメントがつく場合があります。これは、アルコールなどに含まれるプリン体が分解されて尿酸が作られるためです。
しかし、中にはお酒を摂らないけれど尿酸が高めの方もおられると思います。これは、尿酸値が高い方には尿酸を作りすぎているタイプと、体から尿酸を出す能力が低下しているタイプに分かれることが理由と考えられます。さらに、ある種の血圧を下げる薬では腎臓に影響し尿酸値を上げてしまう可能性や、夏場であれば脱水なども関係している可能性もあります。お酒を摂らないけれど尿酸が高い方は、いわゆるプリン体の取り過ぎ以外にも原因がある可能性があるのです。尿検査によってご自身の原因を調べることが出来ますので、お気軽にご相談下さい。
治療法は、生活習慣の改善が主体です。お酒を飲まれる方は制限が第一ですが、それ以外の方にとっては適度な運動、水分を良く摂ること、食事の食べ過ぎに注意することが大切です。それでも尿酸値が下がらなければ(具体的には9mg/dlを超えていたり、痛風発作が起きたりした場合)、飲み薬での治療を始めることになります。
尿酸値が高くても、痛風発作さえなければ無症状ですが、その陰で動脈を固くしたり腎臓を痛めたりと様々な悪いことを起こしています。今は何も不自由が無くても、先々の事を考え、早めの対策を行いましょう!
当院について
医院の近くに目印はありませんか。
樟蔭幼稚園より道路を一本挟んで南側、小阪レディースクリニックの北隣になります。
ご来院の際の目印になさって下さい。見当たらない様でしたら、スタッフがご案内致しますので、どうぞ医院までご連絡下さい。
ご来院の際の目印になさって下さい。見当たらない様でしたら、スタッフがご案内致しますので、どうぞ医院までご連絡下さい。
車でも行けますか。
当院には計5台分の無料駐車場がございます。医院正面には2台分の駐車スペースとなっていますが、敷地内に3台分の駐車スペースがありますので、是非ご利用下さい。
なお、駐輪スペースも十分確保しておりますので、どのような手段でもご来院頂けます。
なお、駐輪スペースも十分確保しておりますので、どのような手段でもご来院頂けます。
院内の書籍スペースの本を借りることはできますか。
当院では、待合室に広めの書籍スペースを設けています。待ち時間は極力少ないように努力していますが、やむなくお待ち頂く事もございます。少しでも有意義に過ごし頂くため、ご自由に閲覧下さい。また、気になる書籍がございましたら、氏名を記入頂いた上で貸し出しもさせて頂いていますので、お気軽にお声かけください。
はじめての場合は予約する必要は御座いますか?
初診の方でも訪問して頂ければ診療いたしますが、ネット予約することでよりスムーズに診療させて頂きますので、ご利用下さい
保険証を忘れても診ていただけますか?
はい。大丈夫ですが全額自己負担ととなりますのでお気を付け下さい。