河内小阪・東大阪市で内科・糖尿病・腎臓内科・循環器内科・高血圧治療なら大正14年から続く『安田医院』へ。河内小阪駅徒歩約5分、無料駐車場5台完備。風邪、発熱、頭痛、腹痛、脂質異常症などの慢性疾患、予防接種、各種健康診断、禁煙治療などに対応いたします。

大人のワクチン

大人のワクチン

大人のワクチンについて

風疹ワクチン

風疹は風疹ウイルスによって感染・発症しますが、症状としては風邪症状や耳のうしろ付近のリンパ節の腫れ、皮疹や関節痛が代表的です。しかしこれらの症状が全て揃うことは珍しく、通常は発疹で気づかれることが多い病気です。
軽症が大部分ですが、脳炎などの合併症も時に生じうるため、経過には注意が必要です。

また妊婦が風疹ウイルスにかかると、先天性風疹症候群を発症し、出生時に先天性白内障や緑内障・先天性心疾患・難聴を生じる事があり、風疹は合併症と先天性風疹症候群の2点が注意すべきポイントになります。
幼少期に麻疹とともにワクチン接種を受けている方が多いのですが、接種忘れや、接種されていても時間経過で抗体が低下することによって、成人になってから感染してしまう事があります。

血液検査で抗体を調べることでワクチン追加接種の必要性を判断出来ます。しかしながら十分にワクチン定期接種を受ける体制が出来ていない世代の方(1962~1989年生まれの男性・1979~1989年生まれの女性)は追加接種を必要とすることが多いです。

風疹の免疫をつけることは、これから生まれてくるお子様を守るため、また国内での流行を防ぐために大切です。

なお風疹ワクチン接種に当たっては、妊娠中の接種が出来ない事、また接種後2ヶ月間避妊を要する事にご留意下さい。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹とは

帯状疱疹とは、水ぶくれを伴う赤い発疹が顔や体幹に帯状に出る病気です。
「ぴりぴり」「ちくちく」「ずきずき」とした強い痛みを伴い、3~4週間ほど続くことがあります。

原因は「水痘・帯状疱疹ウイルス」というヘルペスウイルスの一種で、日本人の9割以上が既に感染しています。つまり、ほとんどの人が帯状疱疹になる可能性を持っています。

このウイルスに初めて感染した時は「みずぼうそう」として発症し、治った後もウイルスは体内に潜伏します。通常は免疫力によって抑えられていますが、加齢・ストレス・糖尿病・腎臓病・ステロイド使用などにより免疫力が低下すると、再び活性化し帯状疱疹として発症します。発症者の7割以上が50歳以上といわれています。

日本では80歳までに約3人に1人が帯状疱疹にかかるとされ、特別な病気ではありません。日々元気に過ごされている方でも、体調の変化をきっかけに発症することがあります。
治療としては抗ウイルス薬を使用しますが、皮膚症状が治った後も「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる痛みが長期間残ることがあり、約2割の方が経験するとされています。

帯状疱疹ワクチンについて

2016年3月より、帯状疱疹の発症予防のために50歳以上の方を対象にワクチン接種が可能となりました。
当院では以下の2種類のワクチンを取り扱っています。

  1. 水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン)
    • 1回接種 8,000円
    • 発症リスクを50~70%低下させるとされ、効果は5〜8年程度持続すると考えられています。
  2. シングリックス(不活化ワクチン)
    • 2回接種(2か月間隔)
    • 1回あたり 21,000円(合計42,000円)
    • 発症リスク低下は約90%、効果は10年以上持続するとされています。

効果や費用を踏まえて、ご希望に応じたワクチンをお選びいただけます。

2025年4月から定期接種となりました

2025年4月より、帯状疱疹ワクチンが定期接種の対象となりました。
対象は50歳以上の方です。定期接種としては水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン)、シングリックス(不活化ワクチン)のいずれも選択できます。

東大阪市にお住まいの方へ

東大阪市では、今年度中に以下の年齢になる方を対象に助成制度が設けられています。

助成対象年齢
65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上
自己負担額
  • 水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン):4,000円(1回接種)
  • シングリックス(不活化ワクチン):1回あたり10,000円(合計20,000円)

当院ではいずれのワクチンも接種が可能です。接種ご希望の方は、ワクチンの取り寄せが必要なため、事前にお電話でご予約をお願いいたします。

肺炎球菌ワクチン

超高齢社会の日本において、死亡理由として一番思いつきやすいのは「がんによる死亡」かもしれません。
しかし、実は肺炎による死亡は第1位のがん・第2位の心疾患に引き続き第3位の死亡理由なのです。また、肺炎を理由に無くなった方の96.8%が65歳以上であったというデータもあります。
肺炎による入院は65歳を超えると急に増えることが調査から分かっており、今お元気な方であっても予防を行う意識はとても大切です。
一口に肺炎といっても、原因菌やウイルスは多岐に渡ります。その中でも原因菌の30%を占めるのが、「肺炎球菌」と呼ばれる細菌です。ワクチンによって肺炎の全ての原因をカバーできるわけではありませんが、肺炎球菌についてはある程度の予防が可能となっているのです。

日本では、2014年10月より65歳以上の方を対象に肺炎球菌ワクチンの1種であるPPSV23(ニューモバックス)が定期接種になりました。
また、2014年9月より肺炎球菌ワクチンの内PCV13(プレベナー)も65歳以上の成人に任意接種が可能となりました。これは米国においてPPSV23(ニューモバックス)とPCV13(プレベナー)の連続接種が推奨されていることにも影響を受けていますが、2019年現在日本人において十分な予防効果があるかはデータが不十分であり、今後の経過に注視する必要があります。

当院では定期接種であるPPSV23(ニューモバックス)、任意接種であるPCV13(プレベナー)いずれも接種可能です。特にPCV13(プレベナー)に関しましては、お一人お一人の状態やご希望をお伺いして接種スケジュールを決定してきたいと考えています。

<引用文献>

  • 厚生労働省 平成29年人口動態統計月報年計(概数)の概況
  • 日本呼吸器学会呼吸器ワクチン検討WG委員会/日本感染症学会ワクチン委員会・合同委員会
  • 国立感染症研究所HP

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)

子宮頸がんは、日本で毎年約1.1万人の女性がかかる病気で、毎年約2,800人が亡くなる疾患です。早期に発見できたとしても、治療によって体に負担がかかり、子宮を失ったり妊娠できなくなったりしてしまう人も年間約1,200人おられます。
子宮頸がんの95%がHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因とされ、主に性交渉で感染し、女性の80%が生涯に一度はHPVに感染するといわれています。

HPVワクチンは、性交渉前に接種を行うことで、HPVに感染することを防ぎ、子宮頸がんの発症予防に効果的です。
2013年6月から、積極的勧奨が一時的に控えられていましたが、2021年11月より勧奨が再開されました。

当院では、HPVワクチンとしてシルガード9を採用しています。
HPVにはいくつかの型がありますが、シルガード9は子宮頸がんの80~90%を占める7つのHPVをカバーしています。
年齢によって接種スケジュールが異なりますので、ご確認ください。

小学校6年生~高校1年生が定期接種(無料接種)の対象となります。
接種をご希望の方は、ワクチンを取り寄せいたしますので事前にご予約をお願いします。

※2025年3月までの間は、「1997年4月2日~2008年4月1日生まれでHPVワクチンを接種できなかった女性」を対象に、「キャッチアップ接種」が行われています。該当される方は2025年3月までは無料で接種が可能ですが、合計3回の接種をすべて無料で完了するためには2024年9月までに初回接種を行う必要があります。対象の方は、ご確認の上ご予約をお願いいたします。

一般的な接種スケジュール

<引用文献>

RSVワクチン

RSウイルスは、乳児期に発症の多い急性呼吸器感染症です。1歳未満、特に6か月未満の乳児や心肺に基礎疾患を持っている小児、早産児が感染すると、呼吸困難など重篤な呼吸器疾患を引き起こします。
成人が感染した場合、ほとんどの場合風邪症状を起こすだけですが、RSVに感染されたお子さんを看護された場合、大量のRSウイルスに暴露されるため、より重症になることがあります。特に高齢な方、持病のある方にとっては重要なウイルスですが、これまで有効なワクチンがないことが問題でした。

RSVワクチン(アレックスビー)は、60歳以上の方を対象に接種が可能なワクチンです。
RSウイルスによる下気道症状・下気道徴候(「下」気道症状とは、イメージとしては肺炎に近い状態です。酸素が必要になる程の呼吸苦や息苦しさ、呼吸した際の「ゼイゼイした感じ」を表します)の発現を予防する効果があります。

60歳以上の方に対して82.58%の有効性があり、非常に有効なワクチンです。
特に、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」「気管支喘息」「慢性呼吸器・肺疾患」「糖尿病」「慢性心不全」「進行した肝疾患、腎疾患」を持っている方に対しては、94.61%の有効性があり、持病のある方の感染症予防の観点からは強力なワクチンと考えられます。

副反応についてはほかのワクチン同様、注射部位の痛み・赤み・腫れ、発熱や筋肉痛、疲労感などが生じる可能性があります。
高額なワクチンになりますが、接種をご検討の方は取り寄せいたしますので、事前にご予約をお願いいたします。

<引用文献>

安田医院の健康教室 安田医院の歴史 院内紹介 採用情報

診療時間
 9:00~12:00
16:30~19:00

★…13:00まで

※受付は診察終了30分前まで

休診日木曜午後・土曜午後、日曜、祝日

電話番号06-6721-0070

〒577-0807
大阪府東大阪市菱屋西3丁目4ー8

電車・徒歩で来られる方へ

河内小阪駅より徒歩4分 小阪レディースクリニック隣です。
小阪駅よりご来院される方は、駅改札を出て左手にある商店街「スカイドーム小阪」を進んで頂き、最初の十字路を右手にお曲がり下さい。暫く直進すると当院の看板が見えますので、そのまま進んで頂きますようお願い致します。

車で来られる方へ

無料駐車場5台完備しています。 (医院正面に2台、医院裏の駐車場に3台)
カーナビを搭載されている方は、当院の電話番号「06-6721-0070」と入力頂くか、当院の住所「東大阪市菱屋西3-4-8」を入力頂けましたら案内が開始されます。

PAGETOP
Copyright © 2025 医療法人慶仁会 安田医院 All Rights Reserved.